利用者を増やす方法 その②「ポスティングでのチラシ配布とそのハードル」

とある集合住宅の1階にて。勉強部屋などないことが予測される。

前回のブログにて、非営利組織の情報拡散の方法の一つとして「掲示板の利用」をご紹介したのだが、本当に情報の必要な家庭には当団体のような支援情報が届きにくいことを知る私は、時間が許す限り半径1kmを一つの目安として、近隣の住宅にポスティングもしている。

荒れた家庭はたとえ学校でチラシを配ろうとも、配布物に目を通さない保護者が少なくないことを知っているからだ。

✅ポスティングでしか情報が届かない可能性のある現実

しかし当然、チラシのポスティングは必要のない人にとっては自分のポストにゴミを投棄されることにも等しいことは承知しているし、ポスティングをしているとその行動を咎められる時もある。

ただその場合、私は極力丁寧に活動について説明させていただくようにしているため、結果的にはチラシを受け取ってくれる場合がほとんどだ。

体力よりも精神的にかなりしんどい活動ではあるが、読まれることもなく捨てられる可能性が高くともポスティングをしたその翌週に一人か二人、必ず利用申込があるのを知っている私はやはり、この活動にも意味を見出してしまう。

本当に支援を求めている子どもに情報を届けるためには、目に見えるただの利用数よりも大切にするべき、活動の「本質」が存在するのだが、そこに目を向ける教育者や助成金担当者は少ないのが悲しいかな、現実だ。

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