NHK総合番組あさイチでの特集

おかげさまで無事放送が終わったがさすがNHK、「見たよ!」の連絡を多数いただいた。

今回の特集テーマは「コロナ禍における、学習支援の変化」だったため、オンライン化したステップアップ塾の現状と過去、そして新たに開室したSTUDY CAMP新江古田B.Oでの活動にフォーカスされた作品となっていた。これはこれで潔い。さすがプロの編集だ。

早速、STUDY CAMPをご自身の環境でやってみたいと言う問い合わせも数件来ているようなので、団体としてのレベルアップを視野に入れつつ前向きに進んでいきたいと思う。

みなさまのおかげで少しずつ、団体としてもステップアップさせていただいている。本当にありがたい。

利用者を増やす方法 その②「ポスティングでのチラシ配布とそのハードル」

とある集合住宅の1階にて。勉強部屋などないことが予測される。

前回のブログにて、非営利組織の情報拡散の方法の一つとして「掲示板の利用」をご紹介したのだが、本当に情報の必要な家庭には当団体のような支援情報が届きにくいことを知る私は、時間が許す限り半径1kmを一つの目安として、近隣の住宅にポスティングもしている。

荒れた家庭はたとえ学校でチラシを配ろうとも、配布物に目を通さない保護者が少なくないことを知っているからだ。

✅ポスティングでしか情報が届かない可能性のある現実

しかし当然、チラシのポスティングは必要のない人にとっては自分のポストにゴミを投棄されることにも等しいことは承知しているし、ポスティングをしているとその行動を咎められる時もある。

ただその場合、私は極力丁寧に活動について説明させていただくようにしているため、結果的にはチラシを受け取ってくれる場合がほとんどだ。

体力よりも精神的にかなりしんどい活動ではあるが、読まれることもなく捨てられる可能性が高くともポスティングをしたその翌週に一人か二人、必ず利用申込があるのを知っている私はやはり、この活動にも意味を見出してしまう。

本当に支援を求めている子どもに情報を届けるためには、目に見えるただの利用数よりも大切にするべき、活動の「本質」が存在するのだが、そこに目を向ける教育者や助成金担当者は少ないのが悲しいかな、現実だ。

利用者を増やす方法 その①「区内掲示板の利用」

今の時代、どこで活動をする上でもまず最初にするべきはホームページを整えることだが当然の話、人通りのない路地でお店を出しても誰も来ない理屈と同じで、作っただけではただの自己満足。人通りの多い場所でお店が出せないなら「人が来る仕掛け」をしなくてはならないのだが、非営利活動の場合それが本当に難しい。

営利団体であればそれなりの予算があるため、人目に触れる場所への広告・宣伝を行うのが通常だとは思うが、よほどのスポンサーがついていない限り非営利団体はその団体の代表もしくはボランティアスタッフが手分けして、情報拡散を行うしか方法がない。そして大抵、それは優先順位が低くなりがちなため実行にうつされることはない。

しかし当団体がステップアップ塾の開塾以来しつこく行うのは笑うなかれ、いわゆる「ポスター貼り」だ。

新しく開室した新江古田周辺の土地勘が私にはないため、新江古田B.Oを中心にして約半径1km以内の区内地図を出力し、掲示板をマーキングして後、早速貼って来た。

2週間しか貼り付けできないようなので、私自身が再度貼りに行く予定だが、もしどなたか「散歩のついでに行ってやるよ!」と言う協力者がいるなら、ぜひお声かけいただきたい。

効率的な作業ではないが、街を知る上でもオススメしたい。いろんな市民の生活が見えてくるこの作業は、政治家や行政に関わる人こそ実施すべき内容だとすら思う。

支援につながる自動販売機の設置

新江古田B.Oに設置された、自動販売機

数年前、東京ワセダロータリークラブの例会でお話をさせていただいて以来、さまざまな形で支援を継続してくださっていた㈱八洋

以前から、オリジナル自動販売機の話はいただいていたのだが、力のない私たちはなかなか設置に至ることができなかった。

しかしこの度、新江古田B.Oのマンションオーナー㈱堀野商事代表・堀野社長のご好意で、当自習室とステップアップ塾への支援につながる自動販売機を部屋の真下に設置することができた。しかも今どき珍しく、値段は100円〜で、売上の一部は当塾に寄付してくださるとのこと。

道行く人が結構買ってくれます。

ご支援くださるみなさんの気持ちに応えるべく、子ども達がいつまでも綺麗に使えるよう、努力したいと思う。

堀野社長や八洋の田中さん、うちの講師・和弥先生と北島先生でパチリ。

そして皆様がもし「自習室を開室してみたい!」「自販機を設置したい!」など、当自習室への支援に興味を持ってくださる場合、ぜひ資料請求をしていただけると幸いである。

9/1より新江古田B.Oの開室と、西新宿B.Oを再開室!

2020年9月1日からスタートさせるSTUDY CAMP新江古田B.O

世界中がコロナウィルスに振り回される今日、当団体はCISCO社をはじめさまざまな有志による協力のもとでインターネット通信を利用したリモート授業「ステップアップ塾 REMOTE」やリモート自習室「STUDY CAMP REMOTE」を定期開催することで子ども達への学習支援を継続している。

しかし、やはりと言うか当然と言うか通信環境がない、または食事を満足に食べられない環境にいる子どもは少なくない。

ステップアップ塾をはじめ当団体が掲げて来た「学習と食事」を両立させられない日々が続き私たちは頭を悩ませていたのだが、本日9/1よりマンション型の食事つき無料自習室STUDY CAMP新江古田B.Oを新しく開室し、改めてトレーラーハウス型の食事つきの無料自習室STUDY CAMP西新宿B.Oを再開室できる運びとなった。

それぞれの自習室ではコロナウィルスへの感染予防対策として、みんな電力㈱による協力のもと紫外線殺菌システム「エアロシールド」+浮遊菌検査「みんなエアー」を実装し、以前と同じくセカンドハーベスト・ジャパン東京ワセダロータリークラブのご支援のもと、利用人数を通常の半数までの上限にさせていただいた上で開室する。

本日に至るまで、他にもさまざまな有志のお力添えがあったからことに心から感謝をしつつ、備忘録をかねて今までの流れを振り返りたい。

✅ 「こぼれ落ちそうな子ども達」へのフォローシステム構築を目指して

「みんなエアー」による浮遊菌検査の様子

今年度に入ってから何度か寄稿させていただいているYahoo!ニュースへの8月30日記事にも書いたが、今後リモート授業が教育格差是正のヒントになることは間違いないものの、そのシステムからこぼれ落ちそうな子ども達に目を向けることは新たな教育格差を拡大させないためにも、大切な取り組みだ。

オンライン授業に踏み切った4月以来、せめて西新宿に設置したトレーラーハウス自習室「STUDY CAMP西新宿B.O」だけでもどうにか開室できないものか、私たちは考えつつ調整を続けて来た。

しかし新宿区の協力のもとその敷地内で活動を続ける以上、活動にかなりの制限が生まれるのはしかたがない。そして新しい受益対象者を募集することなど、通常では考えにくい困難が待ち受けのも現実だ。

ただ、以前から当団体を支援してくださるみんな電力㈱が、コロナウィルス に効果があるとされる紫外線殺菌システム「エアローシールド」の取り扱いと浮遊菌検査まで実施してくれると言う「みんなエアー」のサービスを始めたと聞いて、私は「自習室を再開させられるかもしれない!」とピンと来た。

読売巨人軍がドームの選手ロッカーに2,000万円をかけて同製品を導入し、コロナウィルスへの予防対策をした記事を読んでいたため、商品の効果はもちろん慶應病院などの有名病院での導入実績を知っていたからだ。

早速同社の大石社長に連絡をすると、すぐに担当の澤田さんや玉置さんが現地での取り付けや浮遊菌検査を実施してくれたため、まずは通信環境のない塾生を対象に木曜のリモート授業時、解放をすることにした。

リモート授業が届きにくい子ども達に対して、まずリモート授業に参加させることができる環境を整えることができたため、私たちはトレーラーでの自習室再開に向けて新宿区と協議を重ねている。

その成果と言えるだろう。近日中にまず近場での区立小・中学校の生徒に以下チラシが配布されることになった。

画像をクリックするとPDFが開きます

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✅ 新江古田B.Oの開室に向けて

STUDY CAMP新江古田B.Oリフォーム時の様子。

その裏で、当団体の賛助会員であり相談役でもある太田惠昌さんからのご縁で、中野区江原の地主でもある㈱堀野商事の堀野社長から、今年の春くらいから新江古田のマンションを安価で借りられる話をいただいていたため、西新宿と同時進行で進められるようお盆シーズンをまたぎながら急ピッチでマンションの改修を行っていた。

もともとは垂れ壁で仕切られる形の2DK和室だった部屋を(有)埼玉の匠・檜山社長の協力のもとで間取り変更をして教室としての使いやすさを優先。加えて物件オーナーの堀野さんと管理人の高橋さんが壁紙等の提供&貼り替え協力までしてくれたため、とても素敵な見栄えに。

その後は以下画像の流れを経ながら、運営や講師ボランティアのくまちゃん先生&和弥先生とともに微妙な修正を繰り返し、会場を作り上げたのだ。

エアロシールドの取付後、みんな電力㈱菊池さんによる浮遊菌検査@新江古田
いつもおなじみ北島工業・北島先生によるウォシュレット取付
机やカーペットなど、家具の搬入&設置
コピー機搬入で頑張ってくださった白木さんと北島先生&堀野社長

また今回の開室にあわせて、お友達の河村さんことかわちゃんが動いてくれたおかげで、日立グローバルライフソリューションズ㈱からすご〜く素敵な大型冷蔵庫と電子レンジを物品協賛をいただいた。

自動製氷機もついて、暑い夏でも冷たいジュースが!
我が家のレンジより、良いものが!w

こちらのキッチンではさまざまな企画を考えているので、今後がとても楽しみだ。

本日のオープンにさきがけ、改めて関係各位のみなさまに御礼をお伝えしたい。

これからのタスクは、「宣伝」。頑張ろう。

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西新宿への移設 その④「歩道完成!整備の実施」

コロナウィルス禍による緊急事態宣言を受けて延期となっていた当自習室の歩道工事だが、宣言後の6月1日に現場確認をすると、写真のように雑草が伸び放題の状況になっていた。

今後もどのような情勢になるかはわからないが、少なくとも大学生の活動自粛期間があけるであろう8月後半に再開室を予定するならば、梅雨で土がぬかるむことを考慮に入れつつ、暑さが本格化する前に対策を行う必要がある。

ただ、宣言解除から数日後に都知事により改めて発信された「東京アラート」の影響もあり、作業をしてくださるボランティアが集まるかどうかも含めて悩ましい判断ではあったが、いざとなったら一人ででも作業すれば良いだろうと腹をくくり、作業を実施することにした。

✅ 物資購入・調達and運搬

当塾の学生講師で、室内製作時にも主導的な役割を担ってくれたメンバーの一人であるかずや先生は早稲田大学の建築科に在学中の学生なのだが、3月時に歩道の設計をお願いしたところすぐに上記のようなイラストを描いてくれていたため、前回の記事にも書いたがこのイメージに準じて購入予定の資材を公開し、寄付を募集させいていただいた。

残念ながら目標金額には到達しなかったが、M.M様やK.Y様からご寄付をいただくことが出来たこと、それから使わない砂利があるよと声かけしてくださったH.M様のご厚意をいただくことが出来たため、なんとか前日〜土曜の早朝にかけて600kgほどの物資を調達し、現場に運ぶことが出来た。

✅ 作業1日目

草刈機で刈り取ってから、全員写真を慌てて撮影。^ ^

人が十分に集まるかと言う心配をよそに、初日9時半から集まってくれたメンバーは私を含めれば5人。作業量に対して、十分な人数だ。

構成は、塾の学生講師で今回の歩道設計をしてくれたかずや先生、同じく社会講師のくま先生、団体青年理事の慎也君にスポンサー企業の一つでもある㈱NAKAMURA社長の中村社長。

「午後からの雨が降る前に、作業を終わらせましょう!」と宣言をする必要もないほどに優秀なメンバーだったからだろう。パレートの法則が発動しない状況のまま作業は予想以上の速さで進み、
①草刈り&草取り&荷卸
②位置決め&土の掘り起こし
③レンガ埋込
④手作業による地均し・叩き
⑤水で固まる砂利の敷設・均し・水まき
と言った流れの作業を、なんと午前中だけで終わらせることが出来た。

水で固まる砂の硬化時間は夏場で約1日必要なため、ランチ後に2回目の水やり作業をしてすぐに、この日の作業を終わらせることが出来た。やる気のあるチームはすごい。

✅ 作業2日目

残る玉砂利敷設はそこまでの人数と時間が必要ではないとわかった私は、参加を表明してくれていた白木さんと団体会員の小池君にご遠慮をいただいた上での人数調整を行い、かずや先生・くま先生・中村社長のほか新たに学生講師のこうへい先生と団体会員の福ちゃんを加えた計6人のメンバーで2日目の作業を行うことにした。

頂き物の砂利を一層目に敷いた後、購入した玉砂利を敷き詰めたのだが、若干玉砂利の量が足りない印象はありつつ、ビフォアアフターを見てもおわかりいただける通り、愛の込もった歩道を完成させることが出来た。

関係各位の皆様には、この場を借りて心より感謝をしたいと思い。

「本当に、ありがとうございました!」

今後の課題は内部の滅菌方法についてですが、油断せずにこれからも「子ども達にとっての最善」を尽くしたいと思う。

リモート自習室「STUDY CAMP REMOTE」スタート!

コロナウィルス 禍により、西新宿に設置しているトレーラーハウス自習室は未だに開室することはできないが、4月からスタートさせたオンラインによる学習指導「ステップアップ塾 REMOTE」が予想以上に上手くいってること、そして同塾でのボランティア講師からオンライン自習室に関するニーズがあったため、相互監視によるオンライン自習を前提とした「STUDY CAMP REMOTE」を6/1から開室することにした。

朝の9時から夕方の5時まで登録フォームへのエントリーを済ませた学生が、365日無料で利用することが可能となる。

受け入れ人数は1,000人受け入れることが可能なため、学校に行けない子どもも含めて学習環境で困っている学生への支援につながれば、これ幸い。

ヘッダーメニューにも新たにREMOTE ROOMページを新設したので、詳しくはそちらをご確認いただきたい。

本日より、受付開始である。

リモート教室への挑戦 -ステップアップ塾記事より-

4月7日、安倍首相によって発令された緊急事態宣言の際、みなさんもご存知のことかと思いますが上記の通り学習塾が改めて休止要請の対象となった。

慢性的な資金不足に悩む当塾ではあるが、コロナウィルスが学校を休校に追い込み新たな教育格差を生み出している現状に対し、指をくわえて看過するわけにもいかないと奮起した私たちはアメリカのCISCO社協力のもと、数年前より準備をしてきた個別授業によるリモート教室を、まずは2020年度の新塾生に向けて実施することに決めた。

今後のコロナウィルスの終息状況にもよりますが、ひとまず塾生へのリモート教室の活動期間として、
◆4月16日(木)、23日(木)
◆5月07日(木)、5月14日(木)、5月21日(木)、5月28日(木)
を予定
しましたので、改めて情報公開とさせていただきたい。

肝心の北山伏町での通常授業だが、当塾の学生講師ボランティアの中核である早稲田と上智、そして東京大学の学生に向けた活動自粛要請の期間等を考慮に入れるべき内容のためGW明けでの予定変更もあり得るが、6月4日(木)8月31日からと決定したのでご了承いただきたい。
※諸団体の延期状況を鑑み、再度スタートタイミングを調整。

また、西新宿に移設したトレーラーハウス自習室「STUDY CAMP」だが、会場となる芸能花伝舎がGW明け5月いっぱいまで活動を自粛される都合上、通路の工事も6月上旬に延期せざるを得ないため、開室判断もステップアップ塾の開塾にあわせたいと思う。

予定していた通常の運営ができないことはまことに残念ではございますが、リモート教室の足場を固めることは新たな形で教育格差解消の一助になり得ると判断している。

みなさまには引き続き、ご理解いただけると幸いである。

2020年4月9日

NPO法人維新隊ユネスコクラブ理事長
ステップアップ塾 塾長 
濱松 敏廣

コロナウィルスへの対応と、リモート学習への試行錯誤 -ステップアップ塾記事より-

当塾には、さまざまな家庭の事情で教育格差の渦中にある子どもたちが通っている。

多くのメディアが報道するように、その理由の一つは保護者の所得が原因の場合も多いが、そう言うご家庭の子ども達には子ども用(もしくは共用できる)の携帯電話やPCなどがない、またはインターネットの通信環境がない場合も少なくない。

また、ゲーム依存対策として意図的にインターネット環境を導入していない家庭があり、親としてその気持ちも理解ができる私たちは結果として2018年、平日フル稼働のできる食事つきのトレーラーハウス自習室「STUDY CAMP」を開室することにした。

「管理者による目の行き届く場所でiPadやインターネット環境を使うのであれば、保護者も少しは安心できるだろう」

「たとえ菓子パンやカップラーメンであろうとも、毎日食事ができるなら少しは勉強する気持ちになるだろう」

「管理者との距離感に気を使ってくれる学習スペースは、大人を信用できない子どもにとって気楽で嬉しいだろう」

そんな複合的な想いを込めてさまざまな支援を募り、今年の3月11日にはようやく西早稲田から西新宿に車両の引越まで済ませ、新年度を迎える準備をしていたのだ。

しかしコロナウィルスの影響により、新年度のステップアップ塾およびSTUDY CAMPの実施には黄色信号がともっていた。

✅ 大学サイドから学生への自粛勧告

当塾は早稲田や上智など学生ボランティアが数多く所属しているが、先日の小池都知事による会見以来、各大学がサークル活動を含めて学生に対し、活動の自粛勧告を出すようになった。

以下、当塾講師の熊谷先生がまとめてくれたものだが、2020年3月27日時点でのコロナウィルス対応状況として、主な学生講師所属大学の対応である。

◆早稲田大学
講義開始を5月11日に変更。5月11日までの期間、感染リスクがあると考えられる活動の中止、参加自粛。
◆東京大学
オンライン授業実施(夏期期間)準備中。授業は通常通り開始の予定。学生による課外活動など、当面の期間の中止、自粛要請。
◆上智大学 
4月26日までイベント及び課外活動など感染リスクのある活動の中止、自粛要請。授業については、今後発表。
◆学習院大学 
4月22日より授業開始。課外活動等については、4月14日まで中止、自粛要請。

上記を確認する限り、サークルでの新歓すらできない状況で塾を4月16日に強行しても、学生講師が集まらない可能性が高いと感じている。正直、不安しかない。

✅遠隔指導への試行錯誤と現状のハードル

2020年3月30日現在、回答数は19/30。

またこれは3月27日から行った、当塾塾生に対するオンライン指導に関する緊急アンケートの一部のため内容が変わる可能性はまだまだあるが、今年度は今のところ通信機器を持たない家がゼロのため、遠隔指導の最終的なハードルは電波環境にあると言える。

その場合、一部生徒に限ってトレーラーハウス自習室を解放することは有効な方法と言えるだが、たとえマスクや除菌を義務づけたとしても滅菌作用が見込めない現時点でのトレーラーにおける学習指導は、運営者としてリスクが高すぎるため実現は不可能と言える。

リモートに関する技術的な面で言えば、アメリカの超優良企業であるCISCO社から専用機器とWebexをトレーラーにご提供いただいているため、トレーラーに集まることさえできれば、さまざまな活用も可能となるのだが。。。

方法を模索する日々が続いている。

西新宿への移設 その③「通路整備に向けて」

今日から2日後となる14日土曜、早速トレーラーハウス内にて今後の遠隔指導に関するチーム会議があるため、本自習室の設計時点でもかなり主力として関わってくれていた早稲田の学生講師・松尾先生と合流し、室内の調整をすることに。

当塾の支援企業である㈱八洋さんに預けていた机と椅子を引き取り、トレーラーハウスの室内に机等を設置し直したため、おかげさまでほぼ内装は元通りになった。

室内に設置しているのはエアコンとプロジェクターくらいの話ではあるが、コピー機は別場所に移動予定なのでちょっとした備品を設置したらほぼ完成と言える。

そしてその後、予定にはなかったのだが、階段を置いている場所が凸凹でぐらついていることを確認した松尾先生は土部分の凸凹を器用にスコップでならし、階段のぐらつきを文字通り「あっという間」に正してしまった。丁寧な仕事に感心した一コマだ。

階段の製作者である彼は、移設した場所でも快適に階段を使って欲しいんだろうなぁ、仕事をやり切ろうとする責任感に学生も社会人もないんだなぁ、すげぇ漢だなぁと感心していたのだが、若く勢いのある彼はその後ドアと逆位置に設置予定の物置の足場まで、チョチョイのちょいと整備してった。

優秀な人は何をやらせても凄い。彼から学ぶことはとても多い。

そして松尾先生と相談した結果、今後は通路を歩く子ども達の足が土で汚れないよう、4月の開室までに玉砂利とレンガを用いて足場をならそうと考えているため、この場を借りて玉砂利とレンガに関するスポンサーを集めさせていただきたいと思う。

資材はアマゾンで買うと高そうなので、コメリで以下商品を購入予定。

赤レンガ ハンペンを50個購入予定です。

◆赤レンガ:98(円)×50(個)≒5,000(円)
◆五色砂利:398(円)×20(個)≒8,000(円)
◆ランマー レンタル:12,000(円) ※配送込

目標金額は25,000円
もし「寄付してもいいよ」と言う方は、以下からご寄付をいただけると幸いである。