世界中がコロナウィルスに振り回される今日、当団体はCISCO社をはじめさまざまな有志による協力のもとでインターネット通信を利用したリモート授業「ステップアップ塾 REMOTE」やリモート自習室「STUDY CAMP REMOTE」を定期開催することで子ども達への学習支援を継続している。
しかし、やはりと言うか当然と言うか通信環境がない、または食事を満足に食べられない環境にいる子どもは少なくない。
ステップアップ塾をはじめ当団体が掲げて来た「学習と食事」を両立させられない日々が続き私たちは頭を悩ませていたのだが、本日9/1よりマンション型の食事つき無料自習室STUDY CAMP新江古田B.Oを新しく開室し、改めてトレーラーハウス型の食事つきの無料自習室STUDY CAMP西新宿B.Oを再開室できる運びとなった。
それぞれの自習室ではコロナウィルスへの感染予防対策として、みんな電力㈱による協力のもと紫外線殺菌システム「エアロシールド」+浮遊菌検査「みんなエアー」を実装し、以前と同じくセカンドハーベスト・ジャパンや東京ワセダロータリークラブのご支援のもと、利用人数を通常の半数までの上限にさせていただいた上で開室する。
本日に至るまで、他にもさまざまな有志のお力添えがあったからことに心から感謝をしつつ、備忘録をかねて今までの流れを振り返りたい。
✅ 「こぼれ落ちそうな子ども達」へのフォローシステム構築を目指して
今年度に入ってから何度か寄稿させていただいているYahoo!ニュースへの8月30日記事にも書いたが、今後リモート授業が教育格差是正のヒントになることは間違いないものの、そのシステムからこぼれ落ちそうな子ども達に目を向けることは新たな教育格差を拡大させないためにも、大切な取り組みだ。
オンライン授業に踏み切った4月以来、せめて西新宿に設置したトレーラーハウス自習室「STUDY CAMP西新宿B.O」だけでもどうにか開室できないものか、私たちは考えつつ調整を続けて来た。
しかし新宿区の協力のもとその敷地内で活動を続ける以上、活動にかなりの制限が生まれるのはしかたがない。そして新しい受益対象者を募集することなど、通常では考えにくい困難が待ち受けのも現実だ。
ただ、以前から当団体を支援してくださるみんな電力㈱が、コロナウィルス に効果があるとされる紫外線殺菌システム「エアローシールド」の取り扱いと浮遊菌検査まで実施してくれると言う「みんなエアー」のサービスを始めたと聞いて、私は「自習室を再開させられるかもしれない!」とピンと来た。
読売巨人軍がドームの選手ロッカーに2,000万円をかけて同製品を導入し、コロナウィルスへの予防対策をした記事を読んでいたため、商品の効果はもちろん慶應病院などの有名病院での導入実績を知っていたからだ。
早速同社の大石社長に連絡をすると、すぐに担当の澤田さんや玉置さんが現地での取り付けや浮遊菌検査を実施してくれたため、まずは通信環境のない塾生を対象に木曜のリモート授業時、解放をすることにした。
リモート授業が届きにくい子ども達に対して、まずリモート授業に参加させることができる環境を整えることができたため、私たちはトレーラーでの自習室再開に向けて新宿区と協議を重ねている。
その成果と言えるだろう。近日中にまず近場での区立小・中学校の生徒に以下チラシが配布されることになった。
※利用のお申し込みはこちら。
✅ 新江古田B.Oの開室に向けて
その裏で、当団体の賛助会員であり相談役でもある太田惠昌さんからのご縁で、中野区江原の地主でもある㈱堀野商事の堀野社長から、今年の春くらいから新江古田のマンションを安価で借りられる話をいただいていたため、西新宿と同時進行で進められるようお盆シーズンをまたぎながら急ピッチでマンションの改修を行っていた。
もともとは垂れ壁で仕切られる形の2DK和室だった部屋を(有)埼玉の匠・檜山社長の協力のもとで間取り変更をして教室としての使いやすさを優先。加えて物件オーナーの堀野さんと管理人の高橋さんが壁紙等の提供&貼り替え協力までしてくれたため、とても素敵な見栄えに。
その後は以下画像の流れを経ながら、運営や講師ボランティアのくまちゃん先生&和弥先生とともに微妙な修正を繰り返し、会場を作り上げたのだ。
また今回の開室にあわせて、お友達の河村さんことかわちゃんが動いてくれたおかげで、日立グローバルライフソリューションズ㈱からすご〜く素敵な大型冷蔵庫と電子レンジを物品協賛をいただいた。
こちらのキッチンではさまざまな企画を考えているので、今後がとても楽しみだ。
本日のオープンにさきがけ、改めて関係各位のみなさまに御礼をお伝えしたい。
これからのタスクは、「宣伝」。頑張ろう。
※利用のお申し込みはこちら。